お知らせ
先日、お客さまが「モヤモヤ血管」というものの研究についてテレビでやっていたと教えてくださいました。
身体にコリができるとその周辺に毛細血管が増え、それをモヤモヤ血管と呼ぶそうです。
おそらく、コリの部分は固くて血が流れにくくなるため、行き場をなくした血液が流れる場所を求めて新しく毛細血管が増えていくんだと思います。
そして血管が増えると神経も一緒に増えるそうです。
神経が増えるということは痛みを感じる部分が増えるということなので、それでこっているところがだるく感じたり痛く感じたりするんですね。
このモヤモヤ血管を減らすには、15秒くらいかけてコリをグーッと指圧するのが効果的だそうです。
そのお客さまが実験の映像を見たそうですが、指圧のあとにモヤモヤ血管がフッと消えるんだとか。
多分、コリが柔らかくなってまたそこに血が流れることができるようになると、モヤモヤ血管が必要なくなってそこに血が流れ込まなくなるということだと思います。
そのお客さまが
「ペインセラピーの指圧はそれと同じですね!」
と言ってくださいました。
わたしもペインセラピーの指圧は、「カチカチの固いところを深く長押ししてから手を離すと、そこに一気に水が流れ込んできて潤ってやわらかくなる」という考えで行っていたのでとても嬉しかったです。
岩のように固いコリにはぜひじっくり15秒間かけて指圧をしてみてください。
そしてご自分の手の届かないところがあればアジアンタイフーンにペインセラピーを受けにいらしてください♪
ちなみに、過剰に溜まった水分を押し流す指圧というのもあります。それがチェンマイスタイルの指圧です。
むくみが気になる方にはこちらがおすすめです。
施術中、お話しているうちにお客さまの小さい頃の話になることがたまにあります。
親戚の家で飼っていた真っ白な犬に油性のマジックで眉毛を描いてお母さんに叱られたとか
2~3歳のときにひとりで勝手にバスに乗って札幌の街まで出てしまったとか
中にはまだ赤ちゃんの頃、おんぶされたときに
「布団に寝かせといてほしいのに!」
とイライラして泣いたというお話も。
さらに胎内記憶(お母さんのおなかの中にいたときの記憶)や、こどものときに体験した不思議な話なんかも聞くことができます。
リラックスしていると記憶の引き出しが開きやすくなったり、普段人に話さないようなことを話しやすくなると思います。
小さい頃の記憶や不思議体験がよみがえるのは、その当時と同じように軽くピュアな意識状態になっているからかもしれませんね。
また、心地よいものであっても不快なものであっても、ふいによみがえってくる記憶というのは今の自分にとって癒しやヒントになるのでぜひ大切にしていただきたいと思います。
小さい頃と言うと、わたしは人の絵を描くときに
↑こんな風に描いていたのですが、ある日ふと足りないものに気付いた瞬間を鮮明に覚えています。
それが何歳くらいのときだったかはわかりませんが、そのときから胴体を描くようになったのでした。
先日、寺島しのぶさんが出演している『オー ルーシー!』という映画を観てきました。
登場人物みんなじぶんを押し殺したり偽ったりして、満たされないまま生きているうちについ人に攻撃的なことを言ってしまったり、暴走して馬鹿な行動をしてしまったり・・・。観ていて痛々しく感じましたが、でもそんな風にじぶんをコントロールできなくなることは誰にでもあり得るんだろうなと思いました。
そんな中でハグをする場面がたくさん出てくるのですが
一緒に観に行った友人はアメリカに何年か住んでいたことがあるので
「アメリカで日常的にハグをすることに慣れた後、日本に帰ってきてそれが無くなったときに喪失感やさみしさを感じて、毎日のハグでどんなに癒されていたかがわかった」
と話していました。
ハグはきっと日々のガス抜きにもなっていて、突発的な自殺や事件の芽を摘む役目も果たしているんでしょうね。
マッサージも
「どこも疲れていないけど癒されに来ました」
という方がたまにいらっしゃるので同じような作用があるのかもしれません。
タイ古式マッサージには、↓のイラストのようにうつ伏せになった人の上に乗っかって背中を圧迫したりストレッチしたりする手技があって、実はこれが好きという人がけっこう多いのです。
先日、昔からの友人が施術を受けに来てくれたときにもやっぱりこのときに
「なにこれ・・・この安心感・・・」
と驚いていました。そして
「友だちに乗っかられることもなかなか無いよね」
と笑っていましたが、たしかに日本では友人とそこまで身体を近づけることはほとんどありませんね。
マッサージの中でも特にタイ古式は、からだを抱えられたり支えられたりしながらのストレッチもあり、普通だったら「パーソナルスペース(他人に近づかれたら不快に感じる距離)」であるはずのところにお互いいることを許し合い、リラックスして長い時間を過ごすという、なかなか貴重な機会です。
「タイ古式は終わった後の幸せ感が強い」
と言われることもあるくらい、本当に人の温もりの作用は大きいと思います。
これはもうタイ式のハグと言えますね♪
暖かくなってきて、ゴルフやテニスなどのスポーツのあとにご来店くださる方が増えてきました。
中には
「手に力が入っちゃって腕がパンパン」
「右足を踏ん張りすぎて股関節がおかしい」
など、力みすぎてしまったという方も。
うまくやりたいとか勝ちたいと強く思うあまりに意識しすぎたり計算しすぎると、からだのどこかが緊張してしまうものですね。
これは、わたしたちの中に生まれた思考は必ず何らかのかたちの力や動きに変換されるからです。
それが手に現れる人もいれば足に現れる人もいて、肩こりや腰痛などももとをただせばそれと同じものだと思います。
早い話が、からだの余計な力を抜くには思考をストップさせることです。
わたしが施術をするときにも同じことが言えて、何よりもまずじぶんの頭の中を静かにさせるのを最優先にしています。
日ごろ健康やからだなどについて勉強してきたことも、施術をするそのときになったら全部手放してしまいます。
手放すというのは忘れ去って無意味にするということではありません。
以前の記事とかぶってしまいますが、すべての知識や情報は、普段思い出さなくてもわたしたちの意識の深いところ、潜在意識におさめられています。
(潜在意識については2018/2/19の記事→『金メダルと潜在意識』)
勉強したことや練習したこともちゃんとそこに入っているから安心して大丈夫です。
「ここをこうしたら、これがあーでこーで・・・」と考えながらやらなくても、頭の中に余裕を作っておけば欲しいときにそこに潜在意識から情報をくれて、必要な時に必要なことがわかるようになっているのです。
そしてこれを信じるのが重要なのですが、リラックスできていると、潜在意識は現時点のじぶんにふさわしい未来も教えてくれます。
わたしの場合は施術中、このあと触れる部分の押した感覚やお客さまの反応などが押す前からわかったり、「ここを押すとすごく大事な決め手になる」と先にわかったりします。これは頭で考えて出す結論よりもずっと正確な情報で、それに従うと全くその通りで、スムーズに施術ができるのです。
これは特別な力ではありません。
飲食店のお仕事をしている方からは
「お店がごった返していても、頭が冴えてこのあとのじぶんのベストな動線が先に見えるときがある。その通りに動くとすごくスマートにこなすことができる。」
という話を聞いたこともあります。
例えば料理に塩をふるときや、車や自転車のハンドルをきるときなど、さじ加減やタイミングを頭で考える前に「こう」というのがわかってやっていることが誰にでもたくさんあると思いますがそれと同じことです。
予知と呼ばれる力は多分こういうことで、ちょっとしたものは日常の中でみんな普通に使っているんだと思います。
「じぶんはこの人と結婚するんだ。」
と会った瞬間にわかったという人もけっこういますよね。
このように、頭の中を静かにさせておけばそのときの最適が自然にわかるのです。
そしてこころが穏やかなら、それをすんなり受け入れることができます。
するとからだは安心して力まずにそれを実行します。
すべてはリラックスしてじぶんを信じるだけで、何も難しく考えたりがんばってやる必要は無いのですね。
これは物事をスムーズに運ぶ秘訣でもあり、最高の健康法でもあると思います。
いつもこうあることができたら、きっとからだに凝りが溜まりにくいでしょうね。
もちろん思考することはこの世界に生きるうえで必要ですが、いざ何かをするというときになったら過剰な思考はストップさせてみてはいかがでしょうか。