お知らせ
5月4日(金)は19:00閉店とさせていただきます。
5月5日(土)はご予約埋まっておりまして
5月6日(日)の早い時間帯のみ空きがございます。
ゴールデンウィーク中にご来店をご検討の方はぜひお早めにお問い合わせください。
ご利用をお待ちしております♪
ゴールデンウィークは遅い時間帯のご予約から埋まってきております。
ご予約のお電話の際は、第2希望の日時も考えておいていただけるとスムーズかもしれません。
これからの季節、ゴルフの前や後に受けるのもおすすめです。
ご利用をお待ちしております♪
今回はわたしたちのからだに必要不可欠な呼吸についてお伝えしたいと思います。
施術中にお客さまから
「ストレッチのとき、呼吸はどうしてたらいいですか?」
と聞かれることがあります。
ヨガやエクササイズでは
「息を吸いながら○○してください。吐きながら△△してください。」
など誘導されたりしますね。
わたしはどうかと言いますと、施術のときの呼吸はお客さまにお任せしています。
施術がすすんでいくと呼吸は勝手にどんどん深くなっていくので、自然にしていればそれでいいと思うからです。
(あと、お客さまが眠っているからというのもあります。)
たまにきついポーズになったときに「うっ」と息が止まることもあるかもしれませんが長時間にはなりませんし、止めた分そのあとは自然と大きな呼吸になって一気にからだの力も抜けるのでそれはそれで気持ちがいいですよね。
また、指圧のときにもお客さまの呼吸が急に深くなりはじめるときがあって、苦しかったところが開通したのがわかります。
おだやかな呼吸や寝息が聞こえてくるとこちらまでやすらかな気持ちになります。
さらに深いリラックス状態に入ったお客さまは、ものすごく遠い星から空気を吸い込んでいるかのような力強く大きな呼吸になっていくこともあります。
このときにはわたしの頭の中に「生命力」とか「共鳴」という言葉が浮かんでくるほどで、大きな安心感と幸せに満たされる感じがするのです。
間違いなく、リラックスした呼吸にはその場にいるひとまでくつろがせる力があります。
それだけ呼吸は、命の強さや存在感をストレートに示すものだと思います。
いま、深呼吸をしてみてください。
どんな感じですか?
わたしは施術の際の集中力を高めるために仕事の合間などに呼吸に意識を向ける時間をとっているのですが
呼吸は毎日様子が違っていて、すごく気持ちよく深呼吸できる日もあれば、なんだかうまく吸えないときもあったり、もう吐けないのにまだ息が残っている感じがしたり、呼吸が全然気持ちいいと思えないときもあります。
うまくできないときはどこかに疲れがたまっていたり、ちからが入っていたりするときです。
そうやってじぶんの状態をチェックすることができますし、よく観察しながら呼吸を続けていくと楽になっていきます。
頭をからっぽにできたり、からだの緊張が抜けたり、何かひらめいたり、肌がげんきになったり、色々な効果が期待できるお手軽なセルフケアなのでおすすめですよ。
呼吸にもいろいろなやり方があるので、そのうち呼吸のレッスンもお店でできるようにしますね。
前回は、じぶんの境界線についてお伝えしました。
※2018/3/17の記事→『魂が大きすぎて困惑した話』
通常、まわりとじぶんを区別する境界線は肉体だと認識していると思いますが、わたしたちの本体が肉体ではなく魂のほうだと考えると、境界線が変わってくる、というか境界線は無いのかもしれないという内容でした。
今回はわたしたちの肉体のなかの、部位の境界線についてお伝えしようと思いますが、これも上記と同じことが言えるのです。
まず、指と甲の境界線を考えてみましょう。
実際に指や甲などをさわってみながら読めばわかりやすいと思います。
指は水かきくらいから指先までかなという印象ですが、骨で見ると指は甲のほうから始まっているのがわかりますし、筋肉で見ると指を動かしたときに腕のどこかの筋が動きますよね。
そう考えると指と甲どころか腕との境界線までわからなくなります。
お客さまともたまに、どこを背中と呼ぶのか、どこからどこまでが腰なのかという話になったり
「今指圧しているあたりは肩ですか?首ですか?」
と聞かれたりします。
また、肩甲骨のあたりを背中だというひともいれば、肩だというひともいます。
どちらでもあると思いますし、肩甲骨は腕でもあると思います。
肩甲骨をさわりながら、肩や腕を動かしたり、背中をツイストして確かめてみてください。
これらのことは白黒はっきりさせる必要もありませんし
けっきょくはすべてがつながっていて、ひとつの肉体を構成しているのです。
タイ古式マッサージは1回の施術で足の裏から頭までじっくり時間をかけておこなうのが特徴です。
お尻を指圧したときに足先まで効いてるのを感じたり、肩や首を指圧したときに頭に響いたり、脇を指圧したときに指先までツーンときたり、肉体の部位がバラバラではなく、影響し合っているのを感じることができると思います。
また、終わった後の全体的なスッキリ感から、ぜんぶのプロセスに意味があることがわかると思います。
タイ古式マッサージを受けると、からだの部位のみんなに連帯感を持たせることができるのです。
連帯感を高めたからだはスムーズに動きますよ。
なにかと忙しく、がんばりどきの年度末こそぜひ受けてみてくださいね。
最近お客さまが
「魂ってなんだろうね。どこにあるんだろう?」
というすごい質問を投げかけてきました。
わたしが「え・・・」とか言っているうちにすぐに他の話題になったので、それきりでしたが・・・
以前なにかで聞いたか読んだかした話ですが
魂はとても大きくて肉体の中におさまりきるものではなく、
肉体の中に魂が宿っているというよりは、魂が肉体を包み込んでいるんだそうです。
わたしはこのことに心あたりがあります。
こどもの頃、高熱で寝込むと必ず
じぶんが膨張して部屋全体に充満している感覚になっていました。
からだが大きくなるのではなくて、意識だけがからだからはみ出してふくらんでいる感じです。
目を開けていても閉じていても、じぶんがどうしようもなく大きい、という感じがぬぐえないのです。
熱で具合がわるいのもありましたが、大きすぎて大変な感覚でした。
じぶんの姿を上から見る幽体離脱とは違いました。
また、じぶんが大きくなったり小さくなったりする感覚におちいるという『不思議の国のアリス症候群』という病気があるそうなんですが、それと関係あるのかはよくわかりません。
以前ご紹介した『奇跡の脳』という本に
筆者が脳卒中を起こして左脳が損傷したとき、じぶんとまわりのものとの境界線がわからなくなり、じぶんが宇宙くらい大きいと感じた、
というようなことが書かれていました。
普段わたしたちは左脳が物の境界線を認識するので、じぶんの肉体がまわりの物や人とは別の個体であると判断しています。
左脳が損傷するとそういう機能が失われてじぶんのことを個体として認識しなくなり、すべてと混ざり合う感覚になることがあるようです。
わたしが高熱でうなされていたときも、もしかしたら頭がぼんやりしてその状態に近くなっていたのかもしれません。
そして、その記憶から
肉体を包み込んでいる魂のほうがわたしたちの本体で、その魂はすごく大きくて、まわりと溶け合っていて境界線など存在しない、
つまり本当はなにもかもみんなひとつの同じもの
・・・なのではないかな?と思うのです。
魂が本体だから肉体はどうでもいいのかと言ったらそういうわけではありません。
わたしたちがこの世で色々体験するためには、個体をとらえる見方も、肉体も、必要だから与えられているんだと考えると
やっぱり肉体は大切ですね。
マッサージを受けると、肉体のメンテナンスができることはもちろんですが、半分眠っていて半分起きているという状態になりやすいです。
完全に起きているときとまた違う意識状態では、じぶん自身の存在の感じ方も違うかもしれません。
ぜひ施術中はそんな感覚も楽しんでみてください。
■『奇跡の脳』の記事はこちらです→2017/11/2の記事『読むと手が温かくなる本』