お知らせ

2017-11-02 15:29:00
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まだ今年もあと2か月ありますが、今日はわたしが2017年に読んだ中でナンバーワンになるのではと思う本をご紹介します。

 

『奇跡の脳 -脳科学者の脳が壊れたときー』です。

何年も前に出版されているので知っている方も多いかもしれません。

 

著者自身の脳卒中の体験と回復の様子が書かれています。

 

脳卒中になった日、脳や身体の機能が停止していき目の前にある電話の使い方もわからなくなっていく状態で助けを呼ぶシーン。

左脳が壊れたときの世界の見え方や音の聞こえ方。

数字や文字や色がわからなくなってしまった様子。

どうやってそれらを取り戻していったか。など。

 

とても興味深く、実際に脳卒中で倒れた方やその周りでサポートする方などに役立つ内容だと思います。

 

ですが、単純に脳卒中やリハビリの情報だけを求めて読むと、読み進めるにつれて思いもよらない内容になってきたと感じるかもしれません。

これは期待はずれという意味ではなくて、話がもっと大きく、大事なことに展開していくということです。

 

わたしにはうまくまとめられませんが、人の脳の使い方の話から、「惑星」とか「宇宙」とかの話になっていくのです。

 

著者は脳卒中の体験からすばらしい発見をしていて、それを知って活かす人が増えることで地球上の人類の行動が変わって、この惑星を進化させるだろうと信じています。

 

とても前向きで愛にあふれた表現が多いので、わたしは読んでいるあいだに何度も自分の身体やこの世界を愛おしく感じる気持ちを呼び起こされました。

読んでいるとわたしの冷えやすい手が、ぽかぽかしてくるのです。

だからこの本に書かれていることはわたしたち皆にとって良い情報で、誰が読んでもこの本の中のどこかにその人の琴線に触れる部分があるのではないかと思いました。

 

脳の説明もむずかしくなく、やさしく語りかけるような文章でとても読みやすかったです。

これからの季節は暖かい家でのんびりと過ごす時間が増えてくると思いますので、ご存知なかった方はぜひゆっくり読んでみてください♪

 

 

■過去の記事もあわせてご覧ください。

『短編映画で脳トレ?!』

『タイ古式マッサージで頭が良くなる?』