お知らせ

2018-05-09 16:01:00
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暖かくなってきて、ゴルフやテニスなどのスポーツのあとにご来店くださる方が増えてきました。

中には
「手に力が入っちゃって腕がパンパン」
「右足を踏ん張りすぎて股関節がおかしい」
など、力みすぎてしまったという方も。

うまくやりたいとか勝ちたいと強く思うあまりに意識しすぎたり計算しすぎると、からだのどこかが緊張してしまうものですね。
これは、わたしたちの中に生まれた思考は必ず何らかのかたちの力や動きに変換されるからです。
それが手に現れる人もいれば足に現れる人もいて、肩こりや腰痛などももとをただせばそれと同じものだと思います。

早い話が、からだの余計な力を抜くには思考をストップさせることです。


わたしが施術をするときにも同じことが言えて、何よりもまずじぶんの頭の中を静かにさせるのを最優先にしています。
日ごろ健康やからだなどについて勉強してきたことも、施術をするそのときになったら全部手放してしまいます。

手放すというのは忘れ去って無意味にするということではありません。
以前の記事とかぶってしまいますが、すべての知識や情報は、普段思い出さなくてもわたしたちの意識の深いところ、潜在意識におさめられています。
(潜在意識については2018/2/19の記事→『金メダルと潜在意識』)
勉強したことや練習したこともちゃんとそこに入っているから安心して大丈夫です。
「ここをこうしたら、これがあーでこーで・・・」と考えながらやらなくても、頭の中に余裕を作っておけば欲しいときにそこに潜在意識から情報をくれて、必要な時に必要なことがわかるようになっているのです。

そしてこれを信じるのが重要なのですが、リラックスできていると、潜在意識は現時点のじぶんにふさわしい未来も教えてくれます。

わたしの場合は施術中、このあと触れる部分の押した感覚やお客さまの反応などが押す前からわかったり、「ここを押すとすごく大事な決め手になる」と先にわかったりします。これは頭で考えて出す結論よりもずっと正確な情報で、それに従うと全くその通りで、スムーズに施術ができるのです。

これは特別な力ではありません。
飲食店のお仕事をしている方からは
「お店がごった返していても、頭が冴えてこのあとのじぶんのベストな動線が先に見えるときがある。その通りに動くとすごくスマートにこなすことができる。」
という話を聞いたこともあります。
例えば料理に塩をふるときや、車や自転車のハンドルをきるときなど、さじ加減やタイミングを頭で考える前に「こう」というのがわかってやっていることが誰にでもたくさんあると思いますがそれと同じことです。
予知と呼ばれる力は多分こういうことで、ちょっとしたものは日常の中でみんな普通に使っているんだと思います。
「じぶんはこの人と結婚するんだ。」
と会った瞬間にわかったという人もけっこういますよね。


このように、頭の中を静かにさせておけばそのときの最適が自然にわかるのです。
そしてこころが穏やかなら、それをすんなり受け入れることができます。
するとからだは安心して力まずにそれを実行します。

すべてはリラックスしてじぶんを信じるだけで、何も難しく考えたりがんばってやる必要は無いのですね。
これは物事をスムーズに運ぶ秘訣でもあり、最高の健康法でもあると思います。
いつもこうあることができたら、きっとからだに凝りが溜まりにくいでしょうね。

もちろん思考することはこの世界に生きるうえで必要ですが、いざ何かをするというときになったら過剰な思考はストップさせてみてはいかがでしょうか。