お知らせ
寝ているときに足が攣って起きてしまうことはありませんか?
わたしはまだ体験したことがないのですが
お客様からはよく聞きます。
「寝る前にコップ一杯の水を飲めば予防になるらしいと聞いたけど、そうすると夜中に何度もトイレに起きることになる。」
という部分まで共通している方々がけっこういます。
攣っても攣らなくても結局眠れなくて気の毒すぎ・・・と思いながら聞いていますが
この現象についてはいまだに詳しく解明されていないそうです。
でも本当にお悩みの方が多いようなので
今日は攣ることについて(寝ているときのこむら返りに限らず)わたしなりに考えてみます。
原因としてよく聞くのは
運動不足、血行不良、ミネラル不足、水分不足、疲労、急な運動などです。
皆さんに聞いてみると攣る部分はふくらはぎの他、足裏、太もも、背中、わき腹、のど、首など色々です。
攣りやすいお客様の身体は
①攣るあたりがものすごくこり固まっていたり、異常に筋張っている。
②攣るあたりのむくみがひどい。
③骨折歴や手術歴がある。
というのが目立ちます。
まず今回は①に注目してみましょう。
「背中が攣る」とおっしゃる方は、車の運転が多かったりして背中が異常に張っています。
「ふくらはぎや足裏が攣る」とおっしゃる方は、立ち仕事だったり、1日1万歩歩く日課があったりします。
「首が攣る」とおっしゃる方は、いつも上半身が辛そうです。
攣る部分はそれぞれですが
皆さん昨日今日で固くなったところが攣っているわけではないのです。
以前の記事に
『コリというのは「使いすぎた部分がカラッカラに干からびてカッチカチになった状態」』(※わたしのイメージ)
と書きました。
(2017/5/6の記事→なぜタイ古式は足から始めるのか?)
このイメージが正しいものとして話を進めていきます。
「コリ」「張り」と言うとあまり深刻な感じがしませんが
「水も栄養も行き渡らず干からびた状態」だとしたら、すごく危ないことだと思いませんか?
一刻も早く、その部分の弾力を取り戻すための行動を起こすことをおすすめします。
ところがもし何もしないで放っておいたとしても
身体というのは自力でなんとかしようと働くものなんですね。
攣るのは、その応急処置なんだと思います。
攣ってどうなるかというと
急な激しい動きでまず筋が傷つきます。
次の日に筋肉痛みたいになるのはそのためでしょう。
傷ついたところには修復するために血液がたくさん集まってくることになります。
やり方は過激だけど、結果的には欲しかった栄養と水分を補給することができますよね。
激痛を伴うのは
長い時間をかけて固まってしまったところに変化をもたらすにはそれだけエネルギーが必要ということではないでしょうか。
攣りやすい人は、おそらく栄養や水分が足りていないと言うよりは
体内にせっかく取り入れても、吸収できないくらい筋が固まっているんだと思います。
寝る前にコップ1杯の水を飲むのも間違いではないと思いますが
吸収できなくて夜中にトイレに起きることになるのかもしれませんね・・・。
一番大切なのは固い部分の緊張を取り除いて、栄養や水分を受け入れるコンディションを整える
ということではないでしょうか。
そしてそれはがんばってずっと続けなければいけないと思います。
今回はここまでです。
また②③についてもそのうちお伝えします!