お知らせ
先日、寺島しのぶさんが出演している『オー ルーシー!』という映画を観てきました。
登場人物みんなじぶんを押し殺したり偽ったりして、満たされないまま生きているうちについ人に攻撃的なことを言ってしまったり、暴走して馬鹿な行動をしてしまったり・・・。観ていて痛々しく感じましたが、でもそんな風にじぶんをコントロールできなくなることは誰にでもあり得るんだろうなと思いました。
そんな中でハグをする場面がたくさん出てくるのですが
一緒に観に行った友人はアメリカに何年か住んでいたことがあるので
「アメリカで日常的にハグをすることに慣れた後、日本に帰ってきてそれが無くなったときに喪失感やさみしさを感じて、毎日のハグでどんなに癒されていたかがわかった」
と話していました。
ハグはきっと日々のガス抜きにもなっていて、突発的な自殺や事件の芽を摘む役目も果たしているんでしょうね。
マッサージも
「どこも疲れていないけど癒されに来ました」
という方がたまにいらっしゃるので同じような作用があるのかもしれません。
タイ古式マッサージには、↓のイラストのようにうつ伏せになった人の上に乗っかって背中を圧迫したりストレッチしたりする手技があって、実はこれが好きという人がけっこう多いのです。
先日、昔からの友人が施術を受けに来てくれたときにもやっぱりこのときに
「なにこれ・・・この安心感・・・」
と驚いていました。そして
「友だちに乗っかられることもなかなか無いよね」
と笑っていましたが、たしかに日本では友人とそこまで身体を近づけることはほとんどありませんね。
マッサージの中でも特にタイ古式は、からだを抱えられたり支えられたりしながらのストレッチもあり、普通だったら「パーソナルスペース(他人に近づかれたら不快に感じる距離)」であるはずのところにお互いいることを許し合い、リラックスして長い時間を過ごすという、なかなか貴重な機会です。
「タイ古式は終わった後の幸せ感が強い」
と言われることもあるくらい、本当に人の温もりの作用は大きいと思います。
これはもうタイ式のハグと言えますね♪