お知らせ
8月7日は立秋です。
この前の記事で、立秋の前の土用(ちょうど今の期間)は消化吸収の働きが高まるとお伝えしました。(2017/7/7の記事→うなぎはたくさん食べるものではない)
皆さんお腹に優しい生活を心がけて過ごしていらっしゃるでしょうか?
今日は少し早いですが、立秋を迎えてからその先の身体の変化についてお話させていただきます。
これから徐々に涼しく、カラッと澄んだ空気に変わっていきます。
またもや中国の古い医学の本で調べてみますと、この時期に人の身体の中で主役になるのは肺と大腸だそうです。
よく考えるとこれもちゃんと人の身体が自然界に合わせて変化しているということなんですよ。
夏は汗をたくさんかいて水分を発散しますが、秋はそこまで出す必要もありませんし、夏と同じように汗をかいたら涼しい風にあたって体調を崩してしまいます。
だから吐く息での水分調節が優位になる(=肺の働きが高まる)のではないかなと思います。
もちろん吐くだけではなく、秋の綺麗な空気をたくさん身体に取り込むためというのもあるかもしれませんね。
もうひとつの主役である大腸は、消化されて運ばれてくる食べ物のカスから水分を吸収する働きをします。
水分は身体のバリアでもあり、肌や粘膜が潤っていないと感染しやすくなります。だから潤いが大事となる乾燥した季節に大腸の働きが高まるのですね。
というわけで秋の過ごし方としては、肺がしっかり膨らんだりしぼんだりできるように背中や胸にコリをためないことや、大腸が働きやすいように冷たいものや消化しにくいものを摂り過ぎないことが大切になると思います。
わたしの大好きな果物の梨はこれからが旬で、火照った身体をクールダウンさせ、肌やのどを潤したり消化を良くする効能があるそうです。
まさにこれからの季節の身体にぴったりの内容・・・!
この前うなぎや桃の旬についても書きましたが、こういうのもみんなうまく連動してこの世の中が成り立っているのが本当にすごいと思います。
まだ8月にも入っていないのに気の早い話だったかもしれませんが、北海道は秋がめちゃくちゃ短くてわけもわからないうちに冬になってしまいますから、心の準備のためにお伝えさせていただきました☆