お知らせ
最近、季節と身体の関係など考えているうちに気象のことを調べるようになって、わかりやすく書かれている本を1冊買いました。
この本を読んで、前線や季節風の詳細など学校で習ったけどすっかり忘れていたことを思い出させてもらえましたが(そしてまたすぐ忘れます。)
人の身体で起こることは自然界で起こることのミニチュアであるということにも気づかせてもらいました。
今まで「人の身体は小宇宙」みたいなことを耳にしたことはあっても、胡散臭く感じたり、聖闘士星矢がチラつく程度で終わりましたが、やっと意味が分かったような気がしました。
大まかに言うと、自然界では温かい空気と冷たい空気が天気の変化を生み出し、人の身体でも熱や冷えの偏りが体調の変化につながります。
雨や風は、熱や水分のバランスを整えるための働きで、人の身体の汗をかいたり呼吸をしたりする働きがそれに似ています。
台風や豪雨などはどこかで熱や水分が過剰になったときに発生し、人が高熱を出したりお腹を壊したりすることに似ています。
そして災害と病気も似ています。
この本には
『日々の天気や気温はブランコのように揺れ動いてて当たり前。でも、ゆれる範囲が大きすぎると、災害が増えたり、生活にも大きく影響する。』
と書いてあります。
人の体調や気分も日々揺れ動くもので、その揺れ幅が大きくなることが病気、と言えますね。
このように身体が気象と同じように変化することからも「人の身体は小宇宙」と言われることが腑に落ちた感じがしました。
最近ここの記事でも“夏は心臓の働きが活発になる”とか“土用は消化吸収の働きが高まる”などお伝えしていますが、これは人の身体と自然界が熱と水分のやりとりをしてつながっているからで、気温や湿度が変わるとそれに対応しやすく身体も働き方を変える、ということですね。
他にも思ったことがあったのですが(例えばフェーン現象が、人の身体で起こる〇〇に似ているとか。)
長くなりそうなので今回はこの辺にしておきます。
本のあとがきの
『全てはつながっている。天気は全てのことに関わっている。』
という言葉はとても深いと思いました。
この本自体は純粋に気象の解説をしているもので、人の身体と照らし合わせた内容はありませんが、ちょいちょい奥深い言葉が出てくるので読む人によっては人間関係や人生にまで照らし合わせて考えるかもしれません。
お店に置いておくので興味のある方は見てみてください♪