お知らせ

2017-07-03 18:17:00
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今回はお客様がおっしゃった印象的な言葉をご紹介させていただこうと思います。

 

「今までの人生の、すごく大きなリバウンドがきたよ。」

 病気で倒れてしまってリハビリ中のお客様の言葉です。

 

ダイエットをした後に体重が元に戻ってしまうことなんかをリバウンドと言いますが、確かに病気もそう言えるなと思いました。

そしてリバウンドって誰にでも毎日あるものだと思いました。

 

緊張、イライラ、不安、怒り、悲しみを感じたり、本当はやりたくないことをルールや世間体をきにしてやったり、身体に良くないものをたくさん飲んだり食べたり、わたしたちは生活の中で本能に反することをしてしまうことがあって自分の中にひずみを生じています。

 

そのひずみは1日の終わりには疲労感としてあらわれて、どこかが張っている感じがしたり横になりたくなったりします。

これはちょっとしたリバウンドで、疲れたことを自覚してしっかり休んだりリラックスすればだいたいすぐにつじつまを合わせることができます。

 

その疲労感を無視してちゃんと休まなかったり、嫌なことをやり続けると身体はこり固まったりだるくなったりして「やりたくないアピール」を始めます。

これは少し大きくなったリバウンドで、マッサージはこの段階で受ける方が多いかもしれません。

ここまでくると少し横になる程度では解消しずらくて「何が嫌なのか?」をはっきりさせてそれの影響を受けないで済むように工夫することが大事です。

 

放っておくと今度は薬を飲まないとならないような症状が出てきます。

これは「まずい」と感じるような大きさのリバウンドで、ここではひとまず薬のお世話になるとしても、それからどうするかが重要だと思います。

小さなリバウンドのときと同じく「何が嫌なのか?何を今まで我慢していたのか?」に向き合って改めれば、すぐに薬が必要無くなったり、他に潜んでいる症状の芽を摘むことにもつながるかもしれません。

ですが薬で症状がおさまって解決したと思ったり、薬を飲み続ければいいやと思っていると、原因を取り除いていないのでまた同じ症状が出てきたり、抑えられているものが違う症状になって出てくるかもしれません。

 

そしてさらに放っておくと、身体はついに立っていることをやめます。今まで酷使して負担をかけていたところの機能を止めて倒れて、強制的に休みます。

これはわたしは幸いまだ経験したことがありませんので冒頭のお客様の言葉を借りると、「怒りや絶望や悔しさや情けなさ、ふさぎこむ気持ちなどが代わる代わる湧いてくる」ほど大きなリバウンドだそうです。

 

わたしも模範的な生活をしているわけではないので偉そうなことは言えませんが、リバウンドはなるべく小さく済むように気を付けたいですね。

上に書いてきた大小さまざまなリバウンド・・・疲労感やコリや色々な症状、病気などは厄介なものに感じますが、

ひずみを生じた自分の中に調和をもたらそうとしてあらわれてくれるものだと思います。

だからリバウンドを感じたら、本能と足並みをそろえる良い機会と思って向き合いましょう。