お知らせ

2017-05-17 09:00:00
0195d42d1f17fbcd5153e27e995c7f3046032f844d.jpg

先週末にいらしたお客様の中に

 

「風邪を引いて咳だけいつまでも残っている」という方と

「疲れがたまると咳が出るようになるんだけど今まさにそれ」

という方がいました。

 

 

なので今回のテーマは「咳」にしようと思います。

 

 

たまにですが

 

咳をしている方が施術を受けると

だんだん咳が落ち着いてくることがあります。

 

ただ、どんな咳でもというわけではなく

冒頭に書いたお二人のような場合です。

 

 

お二人とも辛そうなのは肩首、背中でした。

 

 

実はそのあたりのコリが和らぐと、咳が落ち着くことがあるんです。

 

 

 

 

ただ、調べてみてもなかなかこのケースについての詳しい説明が見つけられなかったので

またわたしが頑張ろうと思います。

 

 

 

今回は中国医学の「水毒」という考え方をもとにします。

 

 

わたしもこれまでの記事で「体内の水分が多い人は~、むくみやすい人は~」みたいなことを書いていますが

「水毒」は体内で水が滞った状態、水が正常に外に出されていない状態のことで、

 中国医学ではそれが病気の原因になる、と考えられています。

 

 

では話を戻しますが

 

肩首や背中のコリがひどくなると

のどや胸が圧迫されて狭くなるので

呼吸が浅くなります。

 

 

ここで

呼吸の吐く息に含まれる水蒸気がポイントになります。

 

 

呼吸が浅いということは

吐き出される水蒸気が少なく

その分、身体の中に水が留まることになります。

 

先ほどの「水毒」の状態です。

 

そこで身体は水の量を調節するために

呼吸よりも強い力で余分な水を外に出そうとします。

 

 

それが咳です。

(と、わたしは考えました。)

 

 

 

 

このことから

施術を受けたお客様の咳が落ち着く理由は

 

肩首や背中が柔らかくなることで

のどや胸の圧迫が解けて呼吸が楽になり

 

吐く息によって水が正常に外に出されるようになるため

咳をする必要がなくなるから。

 

 

ということになります。

 

 

 

 

 

外からの異物やウイルスに反応して出る咳だと事情が違いますのでこういうわけにはいきませんが

疲れがたまったときに現れるものの一つとして咳がありえるということをぜひ覚えておいてください。

 

 

以前の記事で

子どもの頃のわたしは喘息気味だったと書きましたが

そのころ猫背でよく親から注意されていました。

 

姿勢が良ければしっかり呼吸ができて、喘息ではなかったかもしれませんね。

(2017/4/19の記事→トランペットを始めて変わった身体)