お知らせ
身体の筋が攣ることについてのお話の続きです。
前回、攣りやすいお客様の身体の特徴として
①攣るあたりがものすごくこり固まっていたり、異常に筋張っている。
②攣るあたりのむくみがひどい。
③骨折歴や手術歴がある。
を挙げて、①の場合についてお伝えしました。
(2017/6/3の記事→過激な自然治癒力)
今回は②です。
攣るメカニズムはまだ詳しく解明されていないので、今日もわたしなりに考えていきます。
身体の中で、普段あまり動かさない部分というのが誰にでもあると思いますが、その部分が人一倍むくみやすい方がたまにいます。
例えば左右の脚であまり使わない方だけが明らかにむくんで太くなっていて、少し触っただけでも痛がるくらいパンパンだったりします。
そして、そういう部分が攣りやすいというお客様が何人もいます。
片足がむくんでいる方はその足がよく攣ると言いますし
全身パンパンにむくんでいる方は身体のあちこちどこでもすぐ攣るよと言います。
むくみがひどいと何が良くないかと言うと、冷えることです。
話は脇道にそれますが
わたしはカラッカラ体質なので身体がむくむことがほとんど無くて「むくんで冷える」というのがいまいちよくわかりませんでした。
でも足湯をするようになってからあることに気付いたのです。
わたしの場合、いつも足湯をスタートしてから10分くらいでまず右手がポカポカしてきます。
そのあと5分くらい遅れて左手が温まってくるのです。
この時間差は何からくるかというと、左右の腕の水分量の違いだと思います。
わたしは右利きなので、よく動かす右腕は水が頻繁に出入りしていてたまりにくく、
あまり動かさない左腕には右よりは水がたまりやすいということです。
水分量が多い分、温まるのに時間がかかるんだなと思いました。
パンパンにむくんでいる人は温めるのが本当に大変でしょう。
それで、話を戻しますが
冷えという言葉は気軽に使われているけれど、体温が1度低くなるだけで身体が正常に働けなくなったり病気などのリスクが高まると言うし、低体温症となると命に関わることです。
そうなる前に身体が自分で応急処置をするんですね。
前回の場合と同じで、筋が攣ります。
この場合、筋を縮ませる動きによって水分を追い出すことと、筋を傷つけて炎症を起こすことが狙いではないでしょうか。
たまりすぎた水分を追い出すことで冷えにくくし、炎症を起こせばそこに熱を持つことができるからです。
そしてやはり応急処置なのでその1回でチャラになるわけではなく・・・
冷えにくい身体に整える、ということを自分でやっていかなければ、攣ることを何度でも繰り返します。
②の場合は身体を温めることももちろん大切ですが、
水分をたくさんためたままで温めても効率が悪いので、特にその部分を意識した運動をして水分を追い出すのが第一だと思います。
そしてたまりやすい体質なので、続けることです。
アジアンタイフーンのメニューの中だとチェンマイスタイルがいいですね。
同じ攣りやすい人でも①と②では対策の仕方が違うのがおわかりいただけましたか?
ぜひご自身がどちらのタイプか見極めて、セルフケアにお役立てください。
③についてもまた後日お伝えします!
骨折や手術の経験がなくても、皆さんに当てはまる部分がある内容になると思います。